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【40代ミニマリストの防災】〜実家暮らしのリスクと対策〜

hiyoko39mame@gmail.com
  • 「地震が来たら、うちは大丈夫かな…」
  • 「親を連れて、どうやって避難しよう…」
  • 「お水と食料、あとは何が必要なんだっけ…」

高齢の親と暮らしていると、災害時の不安も大きいのではないでしょうか?

自分一人なら、とりあえず逃げればいいのかも知れないけど、

足腰の弱った親を連れて、安全に避難できるのか…。


持病の薬は? 普段使っている杖や、入れ歯は?

そもそも、この古い家は、地震に耐えられるのか…。

考え出すと、キリがないですよね。

この記事では、災害時の実家暮らしのリスクと、高齢の親との防災対策を解説していきます。

実家暮らしは災害に弱い?高齢の親を持つ子が、知っておくべき3つのリスク

実家暮らしは、親の体調や状況の変化に気づきやすい、というメリットがある一方で、災害時には、以下のようなリスクが考えられます。

耐震性・老朽化のリスク

  • 耐震性の不足:古い家屋の場合、現行の耐震基準を満たしていない可能性がある。
  • 老朽化:屋根、外壁、配管などの老朽化により、地震や台風などの際に被害を受けやすい。
  • バリアフリー未対応:高齢の親にとって、家の中の段差や狭い通路は、避難の妨げになる。
  • 火災のリスク:古い配線からの漏電、故障した古い家電製品などは、火災の原因になる。

物が多いことによるリスク

  • 転倒・落下:地震の揺れで、家具や物が倒れたり、落下したりして、怪我をする危険性がある。
  • 避難経路の妨害:倒れた家具や散乱した物が、避難経路を妨げてしまう可能性がある。
  • 火災の延焼:可燃物が多いと、火災が発生した際に、燃え広がりやすい。
  • 捜索・救助の遅れ:物が多いと、捜索や救助活動の妨げになる。

高齢の親の避難・介護のリスク

  • 避難の遅れ:高齢になると、どうしても動作がゆっくりになり、避難に時間がかかる。
  • 避難経路の確保:親の歩行能力や、車椅子の使用などを考慮した、避難経路の確保が必要。
  • 避難所での生活:避難所での生活は、高齢の親にとって、大きな負担となる。
  • 介護者の負担:40代独身者が、一人で親の避難、介助、避難所での生活を支えなければならない場合、負担が非常に大きくなる。

実家暮らしの防災対策5ステップ

ここでは、実家暮らしの防災対策を、5つのステップに分けて解説します。

現状を把握しよう

家の耐震性は大丈夫?家具は固定されている? 避難経路に物は置いてない?
まずは現状を確認し、問題点を見つけましょう。

お住まいの自治体によっては、無料耐震診断や補強工事の助成がある場合も。
一度、確認してみましょう。

家族で話し合おう

避難場所、避難経路、安否確認方法など、家族で話し合いましょう。

自治体のホームページでは、ハザートマップや避難所、防災対策についてもまとめて解説しているので、一度目を通しておくと◎。

災害用伝言ダイヤル(171)は、毎月1日、15日に、体験利用することができます。

家の中の安全対策をしよう

家具の固定、窓ガラスの飛散防止、感震ブレーカーの設置など、できることから始めましょう。

防災グッズ&備蓄品を準備しよう

普段使いできるものや、高齢の親に必要なものを厳選して準備しましょう。

こちらのサイトでは、一緒に住んでいる人数や性別、年齢を踏まえて、備えておくべき食料や日用品をリストアップしてくれます。

参考:東京備蓄ナビ(https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp/tool/

定期的に見直そう

備蓄品の消費期限、電池の確認、親の体力や健康状態に合わせて、年に一度は防災対策を見直しましょう。

9月1日の防災の日に、非常持ち出し袋や備蓄品のチェックを行うようにしています。

私が実践している防災対策

我が家は、築50年を超える古いマンションです。

数年前のリフォームで、室内の段差をなくし、通路を広く、そして、タンスなどの家具は処分して作り付けのクローゼットに変更しました。

でも、大きな地震が来たらどうなるか…やはり不安はあります。

そこで、以下のような防災対策を実践しています。

避難経路の確保

廊下や玄関には物を置かないようにしています。

特に、親の部屋から玄関までの経路は、整理整頓を心がけ、冷蔵庫の上など、高いところにものを乗せないように注意しています。

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非常用ライト

廊下に、地震を感知して自動点灯する非常用ライトを設置しています。

停電時にも、足元を照らしてくれるので安心です。

非常用持ち出し袋

下駄箱に、私と両親、それぞれの非常用持ち出し袋を置いています。

中身は、水、非常食、常備薬、着替え、現金など、必要最低限のものを厳選し、持ち出しやすいように。

私は、こちらの「災害の備えチェックリスト」を参考に準備しました。
参考:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/content/000111250.pdf

水・食料品の備蓄

水は1人1日3リットルを目安に、1週間分を備蓄しています。

食料は、調理不要で日持ちするものを中心に、ローリングストックで消費期限切れを防止。

両親が好きな甘いものも常備しています。

簡易トイレ・トイレットペーパーの備蓄

災害時、トイレが使えなくなる可能性があるので、簡易トイレとトイレットペーパーを備蓄しています。

水が貴重になるので、ウェットティッシュやボティーシートも合わせて準備しています。

寝室には履物

寝室には、普段から履いているスリッパを必ず置いています。

地震でガラスなどが散乱している場合でも、安全に避難できるようにするためです。

避難場所の確認

両親と一緒に避難場所まで歩いてみることで、実際にどのくらい時間がかかるか、持ち出しリュックが運べるかなどをシミュレーションでき、安心につながります。

【まとめ】今すぐ、できることから始めてみませんか?

今回は、40代独身実家暮らしの防災について、解説してきました。

実家暮らしには、

  1. 古い家屋の耐震性・老朽化
  2. 物が多いことによる転倒や避難の妨げ
  3. 高齢の親の避難・介護

という、3つのリスクがあります。

これらのリスクを軽減するためには、

  1. 実家の現状把握
  2. 家族との話し合い
  3. 家の中の安全対策
  4. 防災グッズ&備蓄品の準備
  5. 定期的な見直し

の5つのステップが重要です。

「まだ大丈夫」「うちは大丈夫」

そう思わずに、今すぐ、できることから防災対策を始めましょう。

ABOUT ME
つむぎ
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作業療法士/ミニマリスト
40代・独身。高齢の両親と同居。 趣味はかぎ編みと水引アクセサリー作りで、コツコツとした作業が好き。 最小限の持ち物で、身軽に生きるのが理想。家族や友人との時間を大切にしたい。 夏はスイカ、それ以外の季節はさつまいもが主食に近い存在。
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