親が本当に喜ぶ贈り物ってなんだろう?
「親へのプレゼント、何を贈れば良いか分からない…」
「せっかく贈るなら、心から喜んでもらいたい!」
そう悩んだことはありませんか?
たとえ一緒に暮らしていても、親が本当に欲しいもの、喜ぶものって、意外と分からないものですよね。
私も、高齢の両親と同居しながら、いつもプレゼント選びには頭を悩ませていました。
誕生日、父の日、母の日… 何度もプレゼントを贈ってきましたが、喜んでくれたものもあれば、いつまでもクローゼットに眠っているものも…
「もったいないから」と、なかなか使ってもらえないこともありました。
モノがあふれる時代の、高齢者の暮らし

作業療法士として働く中で、多くの高齢者のご自宅を訪問する機会がありました。
そこで目にするのは、たくさんのモノで溢れ、片付けが行き届かないお部屋…。
そして、地震などの災害時や、日常の転倒のリスクが高い、安全とは言えない住環境でした。
高齢になると、体力や気力の衰えから、片付けが難しくなることもあります。
また、「もったいない」「いつか使うかもしれない」という気持ちから、モノをなかなか手放せない、という方も少なくありません。
祖母との片付けで気づいたこと

私の祖母も、モノを大切にする人です。
久しぶりに祖母の家を訪ねた時、「もう自分で片付けられないから」と言われ、押し入れの整理を手伝うことになりました。
たくさんの荷物を整理していくと、本人も覚えていないようなモノが次々と出てきました。
奥の方からは、箱に入ったままのプレゼントや、未使用の食器、何年も着ていない服なども。
中には、私が誕生日に贈ったバッグやストールもありました…。
贈ったときはとても喜んでくれたけど、「もしかしたら、気に入らなかったのかな…」と、少し寂しく、申し訳ない気持ちにもなりました。
でも、祖母は、「これは〇〇ちゃんからもらったのよ」「これは〇〇の時の…」と、一つ一つのモノにまつわる思い出を、とても嬉しそうに語ってくれました。
その時、祖母にとって本当に大切なのは、モノそのものではなく、モノにまつわる思い出や、贈ってくれた人の気持ちなんだ、と気付かされました。
モノより「思い出」を贈る

祖母とのやり取りを通して、「本当に価値のあるものは何か」を改めて考えさせられました。
もちろん、プレゼントをもらった時は、とても嬉しいものです。
形のあるモノには、思い出を呼び起こすきっかけになったり、日々の生活を豊かにしてくれたり、たくさんの良い面があります。
でも、それが結果として、場所をふさぎ、片付けの負担を増やしてしまうこともある…。
大切なのは、親の気持ちに寄り添い、本当に喜んでもらえるものは何かを考え、選ぶこと。
その選択肢の一つとして、「思い出」を贈る方法を、このブログではお伝えしていきたいと思っています。
私も、これからは両親と一緒に美味しいものを食べたり、旅行に行ったり、たくさん思い出を作りたい。
そして、その思い出を形に残して、いつでも振り返られるようにしたいと思っています。
このブログで伝えたいこと

「親孝行したいけど、何をすれば良いか分からない…」
このブログでは、
作業療法士、そしてミニマリストとして、高齢の親との同居生活を送る私が、
「親との思い出作り」をテーマに、さまざまな情報をお届けします。
- どんな「思い出ギフト」があるの?
- どうやって選べばいいの?
- 親との会話が少ないんだけど…
- 感謝の気持ちを伝えたいけど、照れくさい…
そんな悩みに寄り添い、解決策を見つけていけたら嬉しいです。
親は、子どもの幸せを願っています。
だからこそ、私たちも、親との時間を大切にし、笑顔で過ごしたいですね。
「思い出作り」をきっかけに、あなたと親御さんが笑顔になれることを願っています。