実家のリフォームをきっかけに!ミニマリストになって実感した7つのメリット

- 「服はたくさんあるはずなのに、着たい服がない…」
- 「部屋が片付かなくて、イライラする…」
- 「なんだか、いつも忙しい…」
仕事に家事に忙しい皆さん、そんな悩みを抱えていませんか?
かつて私もそうでした。
でも、実家のリフォームをきっかけにミニマリストになり、物との関係を見つめ直したことで、時間と心に余裕が生まれ、親との時間も大切にできるようになりました。
この記事では、私がミニマリストになったきっかけ、実践したこと、ミニマリストになって得られたメリットを、ご紹介します。
私がミニマリストになった理由
ミニマリストになる前の私

「なんだか、部屋が落ち着かない…」
部屋がもので溢れかえっている、というほどではありませんでしたが、
仕事から帰ってきて、脱ぎっぱなしの服や、机の上に無造作に積まれた本をみてグッタリ。
服や靴、アクセサリー、バッグなどは、それなりに持っていても、どれも、しっくりこない…。
「また着てない服が増えちゃった…」「無駄遣いしちゃった…」
そんな罪悪感を感じながらも、新しい服を買ってしまう…。
そんなことを繰り返していました。
実家のリフォームをきっかけに、物を減らすことに

そんな私がミニマリストになったきっかけは、親と一緒に住んでいる実家のリフォームでした。
築50年を超える古いマンションで、冬になると、窓から隙間風が入り、とても寒い…。
また、父は家の中の段差につまずくことが増えてきて、廊下で転びそうになることもしばしば。
そこで、思い切って、フルリフォームすることを決意しました。
しかし、我が家は狭いマンション。
リフォームプランは、
- 室内のバリアフリー化
- 親の部屋を広くする(将来、ベッドを入れるため)
- 私の部屋を狭くする(親の部屋を広くするため)
というものでした。
「え?私の部屋が狭くなるの?荷物はどうするの?」
最初は、戸惑いました。
でも、よくよく考えてみれば、本当に必要なものって、そんなに多くないのかも…。
そう思い、リフォームを機に、徹底的に持ち物を見直すことにしました。
物を手放す4つの基準
「何を残して、何を捨てるか…」
物を手放す時、迷ってしまうこと、ありますよね?
私も、最初はそうでした。
でも、リフォームのために引っ越しの期限が決まっていたので、思い切って、一気に断捨離を進めることに。
そこで、私が参考にしたのが、こんまりさんの「ときめき」メソッドです。
そして、こんまりさんのメソッドを参考に、私なりにアレンジした、4つの質問を自分に問いかけながら、物を手放していきました。
ときめかないもの – 「好き」の気持ちを大切に

手に取った時に、「ときめく」かどうか。
これが、最初の判断基準です。
実際に片付けを進めてみると、
- 「これは、ときめかないけど使うんだよな…」
- 「この服好きだけど、自宅で洗えないんだよね…」
など、「ときめき」だけで決められない場面もありました。
そんな時は、次の基準で片付けを進めました。
お手入れが面倒なもの – 時間と手間を節約!

どんなに素敵なものでも、お手入れが面倒だと、結局使わなくなってしまいます。
- アイロンがけが必要な服
- 手洗いが必要な服
- クリーニング代が高い服
- 特別な手入れが必要な靴やバッグ
などなど…。

自分の性格を考えて、「お手入れが面倒だな…」と感じるものは、思い切って手放しました。
作業療法士としての視点から考えても、高齢になると、細かい作業や、力の必要な作業が難しくなることがあります。
親のためにも、自分のためにも、お手入れが簡単なものを選ぶことは、とても大切です。
誰かの価値観で買ったもの – 本当に必要?

「流行っているから」「みんなが持っているから」「店員さんに勧められたから」
そんな理由で買ったものはありませんか?
誰かの価値観で買ったものは、結局、あまり使わずに、クローゼットの奥に眠っていることが多いものです。
- 流行のデザインの服
- ブランド品のバッグ
- 高価なアクセサリー
- 新作のコスメ
などなど…。
「本当に自分に必要なもの?」「心から気に入っているもの?」
迷った時は、もう一度、自分に問いかけてみましょう。
ネガティブな感情を引き起こすもの – 思い出も整理

その物を見るたびに、嫌な思い出が蘇ったり、ネガティブな感情になったりする場合は、手放すことを検討しましょう。
例えば、私の場合、
- 「いつか勉強しよう」と思って買った本: 結局読まずに罪悪感だけが残り自己嫌悪…。
- 今は興味がなくなった趣味のもの: 見るたびに「やらなきゃ」とプレッシャーを感じる…。
- 過去の栄光の品: 学生時代にもらった賞状や記念品。「あの頃は良かった…」と過去にすがって、今の自分を否定してしまう…。
必要な時になったら、また買えばいい。本当に大切な思い出の品は、厳選して残せばいい。
そう思って、思い切って手放したら、前向きな気持に慣れました。
ミニマリストになって得られた7つのメリット

実際に、物を減らして感じたメリットを、7つご紹介します。
服を選ぶ時間が減った
以前の私は、服はいっぱい持っているのに、「今日着たい服がない!」と毎朝悩んでいました。
でも、今は服の数が減り、本当に気に入っている服、着回しやすい服だけが残ったので、服選びが本当に楽になりました。
数は少ないけど、好きな服を毎日着ているので、満足感は高いです。
物の管理が楽になった
以前は、しょっちゅう探し物をしていました。
でも、物が少なくなったので、収納スペースに余裕ができ、どこに何があるか人目でわかるようになりました。
さらに、お手入れが面倒な物は処分しているので、時間と心にゆとりが生まれました。
部屋が広くなった
物が少なくなったので、タンスや収納家具を処分することに。
なので、リフォームで部屋は狭くなったはずなのに、使えるスペースは増え、部屋が広々するように感じます。
床に物を置かなくなったので、開放感も生まれました。
掃除が楽になった
床に物を置かなくなったので、掃除機がかけやすく、部屋を清潔に保てるようになりました。

以前は、掃除機掛けが億劫でしたが、今では気になった時に、ささっと掃除しています。
防災対策になった
物が少ないので、地震の時に物が倒れてきたり、落下したりするリスクが減りました。
物の少ないシンプルな空間は、高齢者の転倒予防だけでなく、全ての人にとって安全な空間だと実感しています。
浪費が減った
以前は、「安いから」「なんか良さそうかも」と、ついつい無駄な買い物をしてしまっていました。
本当に必要なものだけを買うようになったので、浪費が減り、お金が貯まるようになりました。
自由な時間が増えた
物を探したり、片付けたりする時間が減り、趣味や自己投資に使える時間が増えました。
自分の時間を、楽しめるようになってことで、心にゆとりが生まれ、
親との時間も大切にできるようになりました。
実家の片付け – 親の物との向き合い方

実家の片付けで、最も難しいのは、親の物をどうするか、です。
親の物を勝手に捨てるのは、絶対にNG。
親の気持ちを尊重し、親とのコミュニケーションを大切にしながら、少しずつ片付けを進めていく必要があります。
親との上手なコミュニケーション術については、こちらの記事で詳しく解説しています。

【まとめ】ミニマリストは、心のゆとりを生む
今回は、私がミニマリストになったきっかけ、実践したこと、そして、ミニマリストになって得られたメリットをご紹介しました。
物を減らしたことで、
- 服を選ぶ時間が減った
- 物の管理が楽になった
- 部屋が広くなった
- 掃除が楽になった
- 防災対策になった
- 浪費が減った
- 自由な時間が増えた
など、たくさんのメリットがありました。
そして、何よりも、心にゆとりが生まれ、親との時間を大切にできるようになりました。
もし、あなたが、
- 「物が多くて、部屋が片付かない…」
- 「時間がない、心に余裕がない…」
- 「もっと、心穏やかに暮らしたい…」
そう感じているなら、ぜひ、ミニマリストという生き方を、試してみてください。
まずは、クローゼットの中の、1着の服を手放すことから始めてみませんか?