【40代独身、実家暮らし】親との、ちょうどいい距離感の作り方

40代独身、実家暮らしのみなさん。

親との同居生活で、このような悩みを感じることはありませんか？

物理的にも精神的にも、同居生活では、距離感が近くなる傾向にあります。

そして、近すぎる親子関係には問題点も….。

今回の記事では、

を解説していきます。

自分らしく過ごせる、親とのちょうどいい距離感を作っていきましょう！

40代独身実家暮らし、親との距離感が近くなる5つの理由

40代独身で実家暮らしをしていると、なぜか親との距離が近くなりすぎてしまう…。

それには、以下のような理由が考えられます。

同居による物理的な近さ

一つ屋根の下で暮らしていれば、顔を合わせる機会が多く、生活空間を共有するため、どうしても物理的に距離が近くなります。

食事、入浴、トイレまで、生活のあらゆる場面で親と関わることになります。

物理的な距離が近いと、心理的にも距離が近くなりやすく、お互いのプライバシーが確保しにくいと感じることもあるでしょう。

親の高齢化による精神的な依存

親が高齢になると、体力や気力が衰え、子どもに頼りたい気持ちが強くなることがあります。

「寂しい」「不安」という気持ちから、子どもに干渉したり、束縛したりするようになることも。

経済的な理由

経済的な理由で実家暮らしをしている場合、

• 親に頼っている、という引け目を感じてしまい、対等な関係を築きにくい
• 親の収入が年金だけになると、「自分が親を支えなければ」という責任感から、距離が近くなりすぎる

ということがあります。

経済的な依存は、精神的な依存にもつながりやすく、親子の距離感を難しくする要因となります。

「40代独身」という立場への親の干渉

40代独身という立場も、親との距離感を難しくする要因の一つです。

親は、「だれか、いい人はいないの？」など、あなたの将来を心配するあまり、つい口出しをしてしまうことがあります。

未婚、子なしであることへの、無言のプレッシャーを感じることもあるかもしれません。

親の期待に応えたいという気持ちと、自分の人生を生きたいという気持ちの間で葛藤し、親との距離感が分からなくなることもあります。

親の性格と、これまでの親子関係

もともとの親の性格や、これまでの親子関係も、距離感に大きく影響します。

過保護・過干渉な親は、いつまでも子離れができない場合も。

また、子どもに頼りきりで、依存心が強い親の場合、距離が近くなりやすいです。

近すぎると、どうなる？40代独身実家暮らし、距離が近いことの4つの問題点

親との距離が近すぎると、さまざまな問題が生じる可能性があります。

精神的なストレス、疲労

親の干渉や束縛、価値観の押し付けなどが、ストレスの原因になることがあります。

自分の時間や空間が持てず、息苦しさを感じ、イライラしたり、落ち込んだり、精神的に不安定になることも。

自立心の低下、依存

親に頼りすぎてしまうと、自立心が育ちにくくなります。

家事や生活のほとんどを親に任せきりになり、生活力が低下することも。

経済的に親に依存している場合は、将来への不安が増大します。

自由の制限

自分のプライバシーが守られにくく、自由な時間や空間が持ちにくいと感じることがあります。

友人や恋人を家に招きにくい、自分のペースで生活できないなど、不自由さを感じることも。

親との関係悪化

価値観の違いや、生活習慣の違いから、衝突が増え、関係が悪化することがあります。

お互いに不満を抱え、ストレスを溜め込んでしまうことも。

親とのちょうといい距離感を作るためのポイント

親との適切な距離感を保つことは、親との良好な関係を維持するために、とても大切です。

ここでは、親とのちょうどいい距離感を作るためのポイントを具体的にご紹介します。

まずは自分の気持ちと向き合う

「親との距離が近すぎて、息苦しい…」

そう感じているなら、まずは、自分の気持ちとじっくり向き合ってみましょう。

• 何が一番嫌なのか？
• どんな時にストレスを感じるのか？
• 親にどうしてほしいのか？
• 親との理想の関係は、どんな関係なのか？

自分の気持ちを言葉にすることで、問題点が明確になり、解決策が見えてくることがあります。

もしかしたら、「親孝行のために一緒にいる」と思っていたけれど、実は「経済的な理由」や「世間体」が大きかった、と気づくかもしれません。

親の気持ちを理解する

• なぜ、親は干渉してくるのか？
• 親は、あなたに何を求めているのか？
• 親は、何に不安を感じているのか？

親の立場になって考えてみることで、親の言動の背景にある気持ちが見えてくるかもしれません。

もしかしたら、

のかもしれません。

親の気持ちを理解することで、あなた自身のイライラやストレスも、少しは軽減されるはずです。

親とのコミュニケーションを大切に

親とのちょうどいい距離感を保つためには、コミュニケーションが不可欠です。

1. 親の話をじっくり聞く：
   まずは親の言葉に耳を傾け、共感的な態度で話を聞きましょう。
   「うんうん」「大変だったね」など、相槌を打ちながら、親の気持ちを受け止めることが大切です。
   
   
2. 自分の気持ちを正直に伝える：
   「私はこう思う」「私はこうしてほしい」など、自分の気持ちを主語にして伝えましょう。
   「お母さんは、いつもそう言うけど…」など、相手を主語にして責めるような言い方は避けましょう。
   
   
3. 感謝の気持ちを伝える：
   「いつもありがとう」など、感謝の言葉を伝えましょう。
   
   
4. 親の意見を尊重する：
   頭ごなしに否定せず、親の意見を尊重する姿勢を示しましょう。
   
   「なるほど、そういう考え方もあるんだね」など、まずは親の意見を受け止めることが大切です。
   

具体的なルールを決める

親との話し合いをもとに、具体的なルールを決めましょう。

• 家事分担：料理、洗濯、掃除など、家事の分担を明確にしましょう。
• 生活費：生活費の負担割合を決めましょう。
• プライバシー：お互いのプライバシーを尊重し、干渉しすぎないようにしましょう。
• 干渉の度合い：どこまで干渉して良いのか、具体的な線引きをしましょう。
• 連絡頻度：連絡の頻度や、連絡手段（電話、メール、LINEなど）を決めましょう。

お互いが納得できるルールを決めることが大切です。

距離感を定期的に見直す

親との距離感は、一度決めたら終わり、ではありません。

親の健康状態、あなたの仕事、生活環境など、状況の変化に合わせて、定期的に見直す必要があります。

「最近、親との関係がギクシャクしているな…」と感じたら、距離感を見直すタイミングかもしれません。

また、親は年を取るにつれて、できなくなることが増えていきます。

その都度、親の状況に合わせて、サポートの仕方や、距離感を変えていく必要があります。

他に兄弟がいる場合は、介護負担や、将来的な相続についても、話し合っておくことをおすすめします。

距離を取った方がいい場合も… 

親との関係は、人それぞれです。

でも、中には、距離を取った方が良い、と判断せざるを得ない場合も。

もし、あなたの親がこれらのタイプに当てはまる場合は、要注意です。

無理に関係を修復しようとせず、距離を置くことを考えても良いかもしれません。

【まとめ】自分の気持ちを大切に！ちょうどいい距離感で、親との良好な関係を築こう。

この記事では、

40代独身、実家暮らしの、親とのちょうどいい距離感の作り方を解説してきました。

実家暮らしでは、親との距離感が近くなってしまう、その理由は以下の5つです。

そして、親との距離が近すぎる場合には、４つの問題点がありました。

親との適切な距離感を保つことは、親との良好な関係を維持するために、とても大切です。

親とのちょうどいい距離感を作るためのポイントは以下です。

「同居がしんどい」と、感じているなら、無理せず、離れる選択肢も。

自分の気持ちを大切に、親とのちょうどいい距離感を作っていきましょう。

つむぎ

作業療法士/ミニマリスト

40代・独身。高齢の両親と同居。 趣味はかぎ編みと水引アクセサリー作りで、コツコツとした作業が好き。 最小限の持ち物で、身軽に生きるのが理想。家族や友人との時間を大切にしたい。 夏はスイカ、それ以外の季節はさつまいもが主食に近い存在。