親との思い出

思い出ギフトってどんなモノ?メリット・デメリットをまとめて解説!

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「親へのプレゼント、何を贈れば良いか分からない…」
「せっかく贈るなら、心から喜んでもらいたい!」

皆さんは、そう悩んだことはありませんか?

モノがあふれる今の時代、「何を贈っても、もう持っているかもしれない…」「使ってもらえないかもしれない…」と考えて、私はプレゼント選びに毎回悩んでいました。

そんな悩みを解決してくれたのが、モノより「思い出」を贈る、思い出ギフトという選択肢でした。

思い出ギフトには、大きく分けて「体験型ギフト」「形に残すギフト」の2種類があります。

この記事では、作業療法士でミニマリストの私が、思い出ギフトってどんなモノなのか、その種類、メリット・デメリット、そして、選ぶためのポイントを、詳しく解説していきます。

もうプレゼント選びに迷わない!
親が本当に喜ぶ、とっておきのギフトを見つけましょう。

思い出ギフトとは? – モノとは違う、その魅力

思い出ギフトとは、モノそのものの価値よりも、経験、時間、関係性、感情を大切にするプレゼントです。

一般的なプレゼント (服、アクセサリー、バッグなど) は、モノの機能性、実用性、ブランドなどを重視して選ばれることが多いですよね。

もちろん、それらも喜ばれるプレゼントですが、高齢になると、

  • 「もう、モノは十分持っている」
  • 「もったいなくて使えない」
  • 「片付けるのが大変」

という声もよく聞かれます。

そんな時、私がおすすめしたいのが「思い出ギフト」です!

思い出ギフトなら、

  • 場所を取らずに、心の中に残る
  • 時が経っても色あせない
  • 親子の絆を深めるきっかけになる

作業療法士として、高齢者と接する中で、「思い出」や「人とのつながり」が、時に、より良い効果をもたらすことを実感する場面があります。

また、ミニマリストとして、モノに頼らない、心豊かな暮らしを追求する中で、「本当に価値のあるものは何か」を考えるようになりました。

その答えの一つが、「思い出」でした。

思い出ギフトの種類と具体例

思い出ギフトには、大きく分けて「体験型ギフト」「形に残すギフト」の2種類があります。

体験型ギフト

一緒に、またはそれぞれが、特別な時間を過ごせるプレゼント。

旅行 

例:温泉旅行、バス旅行、海外旅行、観光地巡り、故郷への帰省など..

親世代の旅行は、バリアフリー対応の宿、移動手段、休憩時間など、体力や体調への配慮がポイント。

食事 

例:レストラン、料亭、出張シェフ、一緒に料理を作るなど…

お店の雰囲気だけでなく、食べやすさ、飲み込みやすさなど、親の状態に合わせたお店選びが大切。懐かしい味を一緒に再現するのも素敵ですね。

エンタメ系

例:コンサート、観劇、美術館、映画、スポーツ観戦など…

親の趣味や好みを把握して、一緒に楽しめるものを選びましょう。座席や会場の設備(バリアフリーなど)も事前に確認を。チケットの手配は、私たち世代がサポートすると安心です。

その他

例:趣味の教室 (陶芸、絵画、書道など)、アクティビティ (クルージングなど)、リラクゼーション (エステ、マッサージなど)…

親の体力や体調に合わせ、無理なく楽しめるものを。「やってみたいけど、一人では…」と躊躇していることを、私たちが後押しするのも良いですね。

この体験をきっかけに新しい趣味が見つかれば、活動範囲も広がりそうですね。

形に残すギフト

思い出を形にして、いつでもそばに感じられるプレゼント。

フォトブック

思い出の写真を1冊の本に。

家族の歩み、旅行の思い出、孫との写真など、テーマ別に作るのもいいですね。

手作りもいいですが、最近は手軽に本格的なフォトブックを作れるサービスもあるのでおすすめです。

アルバム

昔の写真を一緒に整理。

アルバム作りは、親子のコミュニケーションを深める良い機会になります。残す写真を厳選し、残りはデータ化して保存するのもおすすめです。
デジタルフォトフレームなら、場所を取らずにたくさんの写真を飾れます。

ビデオレター

なかなか会えない遠方の家族や親戚からのメッセージを集めて。

以前、祖母の誕生日に、遠方に住む親戚からのメッセージを集めて、ビデオレターを作成したら、とても喜んでもらえました。

その他

似顔絵、名前入りグッズ、昔のビデオテープのデジタル化など…

観光地で似顔絵を描いてもらうのも、旅の良い思い出に。
昔の8ミリフィルムやビデオテープをデジタル化すれば、懐かしい記憶が鮮やかによみがえります。

思い出ギフトの5つのメリット

ここからは、作業療法士でミニマリストの私が、思い出ギフトのメリットを5つご紹介します。

  1. 心が満たされる
    楽しい思い出は、幸福感や、満足感を高めると言われています。
  2. 体と脳がイキイキ
    旅行やアクティビティなど、体験型ギフトは、外出や活動の良いきっかけに。体を動かし、新しいことに挑戦することで、心身ともにリフレッシュできます。
  3. 親子の絆が深まる
    普段は会話が少なくても、思い出を共有することで、自然と会話が生まれ、お互いの理解が深まります。
  4. 持たない暮らしにフィット
    思い出ギフトは、場所を取らず、片付けも不要。モノが増えないので、ミニマリストな暮らしを実践している方や、終活中の方にもぴったりです。
  5. 思い出は一生モノ
    モノはいつか古くなったり、壊れたりしますが、思い出は心の中にいつまでも残ります。何度思い出しても、そのたびに温かい気持ちになれる、色あせない贈り物です。

思い出ギフトの3つのデメリットと対策

思い出ギフトにも、いくつかのデメリットが考えられます。
でも、事前に知っておけば大丈夫! ここでは、注意点と対策を3つご紹介します。

  1. お金のこと
    体験型ギフトは、内容によってはお金がかかることも。

    対策:あらかじめ予算の上限を決めておき、無理のない範囲でプランを立てましょう。例えば、思い出の場所を散歩、家で映画鑑賞会など、お金をかけなくても楽しめることはたくさんありますよ!

  2. 親の体調面
    親の体力や体調によっては、楽しめる体験が限られてしまうことも。

    対策:親の体力や体調に合わせて、無理のないスケジュールを組みましょう。例えば、移動はタクシーを使う、休憩時間を多めにとる、日帰りにするなど、負担を減らす工夫が大切です。

  3. 準備について
    形に残すギフトは、作るのに時間がかかることも。

    対策:フォトブックを作るなら、写真を選ぶ時間、コメントを書く時間などを考えて、早めに準備を始めましょう。写真の選定は兄弟姉妹で分担するなど、みんなで協力すれば、負担を減らせます。

フォトブック作成サービスなど、業者に依頼することも一つの方法です!

親が喜ぶ思い出ギフトを選ぶための5つのポイント

思い出ギフト選びで一番大切なのは、やっぱり親の気持ちを考えること。
ここでは、親に心から喜んでもらうための、5つのポイントをご紹介します。

  1. 親の「好き」をリサーチ
    普段の会話や、最近親がハマっていること、昔好きだったことなどを参考に、親の好みや興味を探りましょう。親が最近話していたこと、楽しそうにしていたことなどをメモしておくと、ヒントが見つかるかもしれません。
  2. 親の体調に配慮
    親の体力や体調を考慮して、無理のないプランを立てましょう。例えば、長時間の移動は避ける、休憩をこまめに入れる、バリアフリーの施設を選ぶなど。事前に親の体調を確認したり、心配な場合は、かかりつけ医に相談するのもおすすめです。
  3. 一緒に過ごす時間を大切に
    一緒に旅行に行ったり、食事をしたり、コンサートに行ったり…。親と一緒に行きたい場所、やりたいことなどを話し合ってみましょう。親が一人で楽しめるギフトも、時には喜ばれるかもしれません。
  4. プレゼント選びの過程も楽しむ
    サプライズも素敵ですが、親と一緒にプレゼントを選ぶ時間も、きっと良い思い出になります。また、親の好みが分からない場合は、一緒に選ぶ方が安心です。サプライズにする場合は、親の親しい友人や家族に、それとなく好みを聞いてみるのも良いでしょう。
  5. 感謝の気持ちを伝える
    「いつもありがとう」の気持ちを、メッセージカードやお手紙にしたためて、プレゼントと一緒に贈りましょう。口下手な方や、普段なかなか感謝の気持ちを伝えられない方も、メッセージなら素直な気持ちを伝えやすいかもしれません。

【まとめ】「思い出ギフト」で、親を笑顔に!

今回は、「思い出ギフト」について、作業療法士、そしてミニマリストの視点から、ご紹介しました。

思い出ギフトには、大きく分けて「体験型ギフト」「形に残すギフト」の2種類があります。

モノがあふれる時代だからこそ、一緒に過ごす時間や体験、そこから生まれる思い出は、かけがえのない贈り物になります。

そんな温かい贈り物を、大切な人に贈ってみませんか?

思い出ギフトが、親子の絆をさらに深める、素敵なきっかけになりますように。

このブログでは、これからも、さまざまな「思い出ギフト」のアイデアや選び方などをご紹介していきます。

あなたと、あなたの大切な親御さんの笑顔につながることを願っています。

ABOUT ME
つむぎ
つむぎ
作業療法士/ミニマリスト
40代・独身。高齢の両親と同居。 趣味はかぎ編みと水引アクセサリー作りで、コツコツとした作業が好き。 最小限の持ち物で、身軽に生きるのが理想。家族や友人との時間を大切にしたい。 夏はスイカ、それ以外の季節はさつまいもが主食に近い存在。
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